金の純度について

24金というのは、正確に言うと100%の純度を持った金のことを指すわけではありません。

実際のところ、どんなに高度な工業技術を以ってしても、まるまる100%の純度で、金などの元素を分離することは不可能です。物質には必ず不純物が混入します。そこで日本では、99.99%の純度があれば、24金と表示することを許されています。99.99%ということは、0.01%は不純物であるということです。つまり、合計で10mの金の糸を埋め込んだ場合、その中の1mm分は不純物であるということです。この0.01%の不純物は、主としてやはり金属元素なのですが、金とプラチナ以外の金属元素は、体内においてイオン化する(水に溶けるようにして体液内に溶け出す)可能性があります。実際上、これら不純物の主体をなすのは銀なのですが、銀が体内でイオン化した場合、それが体液を通って様々な臓器に沈着し、色を付けてしまうのです。銀が皮膚に色を付けてしまうと、皮膚の色が宇宙戦艦ヤマトに出てくるガミラス星人のような、ブルーになってしまいます。実際に、銀イオンの含まれた井戸水を飲み続けたために、体中がブルーに変色してしまった人もいます。このように目で見えるまで濃いブルーに皮膚が変色してしまう例は、非常に稀で、金の糸美容術(美容法)に使用する量くらいではこんなことにはなりません。この場合に、それよりも問題になるのが、原子単位でバラバラに金の糸の中に入っている不純物がイオン化して溶け出すと、非常に安定した元素で、通常はイオン化することのない金そのものも、イオン化を起こして体液に溶け出してしまう可能性があることです。
以上の理由から、当院では金の純度については単なる24金と言うものではなく、不純物濃度を数ppmという極限まで絞った、最高純度の金の糸を使用しています。

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